採用ご担当の方へ「エクセルが出来る方」の基準は明確ですか？
カウンセリングに来られる方から、
「求人票に書いてある”エクセルが出来る方”とはどの程度なのでしょうか」
というご質問をいただくことがとても多いです。
そこで、企業の採用ご担当者の方にお聞きしたいことがあります。
求人でよく見る「エクセルが出来る方」「パソコン操作が出来る方」とは
具体的にどのようなレベルを求めているのでしょうか？
・作成済みの表に数字や文字が入力できればOK？
・「MOS Excel スペシャリスト」の有資格者？
・IFやVLOOKUP関数、絶対参照がわかる人？
「資格」だけを基準にしていませんか
採用時の「エクセル出来るの基準」は、上記にもあげたようにレベルはそれぞれですよね。
エクセルは出来すぎて困ることはないのですが、
（いや、ほんとに出来る事なら「できすぎくん」「できすぎさん」に来てほしいー！という気持ちですよね）
とりあえずMOS（マイクロソフト社の資格試験）を持っていれば
書類選考や第一次通過、もしくはそれだけで採用！としていませんか？？
MOSの資格がある人とない人だったら、迷わず「MOS資格のある人」を安易に「出来る人」としていませんか？
MOSの有資格者を採用することに異論はありません。
でも、「MOSの有資格者なら、エクセルが実務で使える」と考えていませんか？
その「MOS」はいつ取得したの？
その資格は
・何年前にどのバージョンで取得したのでしょうか・・
・その後、実務経験はあるのでしょうか・・
そこが最も重要なトコロですよね。
カウンセリングでも、
「数年前にMOSを取得したのですが、すべて忘れていて・・・」
と言われる方が多数いらっしゃいます。
そして、残念ながら本当に･･･忘れていらっしゃいます（涙）
MOSを持っていても、残念ながらその方は現時点では全く実務で使えません。
その資格を学生時代に取得していたとしたら、一体何年前の資格なのか。。
・5年前にMOSを取得したものの、その後実務経験ゼロ
・MOSは持っていないけれど、エクセル実務経験5年
だったら、どちらを採用するかは明らかですよね。
「MOSは持っていなくても実務経験者」の方がきっと即戦力になってくれます。
「このデータを集計してグラフにして」と依頼したときに
どのぐらいの時間でどの程度のものが出来上がるか
ということが、現場では最も重要です。
資格がなくても「実務が出来る人」「即戦力になってくれる人」に来てほしいですよね。
資格も実務経験もなくても
スキルチェックが大事
では、どうやって見極めたら良いのでしょうか。
10分でも20分でも良いので、スキルチェックをして下さい。
「この表を作ってください。時間は20分です。」だけで良いです。
・VLOOKUPの理解が必要なのであれば、VLOOKUP関数が必要な表を作ってもらう
・最低限SUMとAVERAGE、四則演算が出来れば良いなら、よくある売上表などを作ってもらう
など、採用の基準となるものを作って、時間を決めてテストをしてみてください。
資格を持っていても、全く出来ない人も多々います。
資格を持っていなくても、ものの5分で出来る人もたくさんいます。
採用に失敗したくないならば、まずは「スキルチェック」をお試しください。
少しだけでも時間をとって、応募者の「現在のスキル」を見ることをお勧めします。
資格もあって実務も出来る人にこしたことはありません。
しかし、採用担当者の方々にお話をお聞きすると、
安易にMOSを持っているからという理由だけでスキルチェックもなく
採用しているというケースがとても多いと感じます。
基準は「資格欄よりもスキルチェックの結果」ですよ♪
万が一、採用者のエクセルスキルが足りないと思われたなら、
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