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社長がひとりにならないITのお話

ウイルス対策ソフト、入れてるから大丈夫?小さな会社のセキュリティ、実はそこだけじゃない

「ウイルス対策ソフトを入れているから、うちは大丈夫」

そう思っている社長さま、実はとても多いです。
でも正直に言うと、それだけでは守れないことが、小さな会社でも静かに起きています。

今日は難しい専門用語なしに、「うちでもありえるな」と感じてもらえるような話をします。

「うちは関係ない」と思っていませんか?

セキュリティというと、大企業が狙われるもの、特別なハッカーがいなければ起きないもの──そんなイメージがあるかもしれません。
でも実際には、小さな会社のほうが狙われやすいという側面もあります

理由はシンプルで、「対策が手薄なことが多いから」です。
大企業には専門のIT部門があり、セキュリティ担当者もいます。
でも小さな会社では、社長さま自身がIT担当を兼ねていることが多く、日々の業務に追われてセキュリティまで手が回らないというのが現実です。

攻撃する側も、それをよくわかっています。
「守りが手薄な会社」を探して、自動的に大量のメールを送ったり、ランダムにパスワードを試したりしているのです。特別に狙われなくても、引っかかってしまうことがあるのが怖いところです。

この記事を読んでいる社長さまが「ちょっと不安だな」と感じているなら、その感覚は正しいと思います。
まずはその不安を、具体的な「確認できること」に変えていきましょう。

実際に小さな会社で起きていること

特別なハッカーに狙われたわけでも、大企業だから被害にあったわけでもありません。
ごく普通の、小さな会社で実際に起きた話です。

事例① メールの添付ファイルを開いたら、データが消えた

取引先を装ったメールに添付されていたファイルを開いてしまった。
気づいたときにはパソコン内のデータが暗号化されていて、「復元したければお金を払え」というメッセージが表示されていた。バックアップもなく、数年分のデータが取り戻せなかった。

事例② 振込先が、知らないうちに変わっていた

取引先から「振込先口座が変わりました」というメールが届いた。
実はそれは偽メールで、お金は全く別の口座に振り込まれてしまった。メールアドレスは本物そっくりで、文面も違和感がなかったため、誰も気づけなかった。

事例③ 退職した社員のアカウントが、そのまま残っていた

退職した社員がまだシステムやクラウドにログインできる状態になっていた。
本人に悪意がなくても、顧客情報や見積書が外部からアクセスできる状態が続いていたことになる。気づいたのは数か月後だった。

「うちには関係ない」と言い切れないですよね。
これらは全て、ウイルス対策ソフトが入っていても防げなかったケースです。

ウイルス対策ソフトだけでは守れない、3つの盲点

ウイルス対策ソフトはとても大切です。
でも、それは「玄関に鍵をかけること」に似ています。
鍵をかけていても、窓が開いていたり、合鍵を他人が持っていたりしたら意味がありません。

小さな会社でよく見落とされている盲点を、図で整理しました。

盲点① パスワードの使い回し

「全部同じパスワード」は、1か所で情報が漏れると全部やられます。
メール・クラウドストレージ・銀行のオンラインサービス……それぞれ別のパスワードになっていますか?「複雑なパスワードを覚えられない」という場合は、パスワード管理アプリの導入が有効です。難しくありませんし、一度設定してしまえば楽になります。

盲点② クラウドの共有設定

GoogleドライブやDropboxなどで「リンクを知っている全員が閲覧可能」になっているファイルはありませんか?
社内で便利に使おうとした設定が、気づかないうちに外部にも公開されていることがあります。見積書・契約書・顧客リストが外に出てしまうと、取り返しがつきません。今すぐ確認できる設定なので、この機会に見直してみてください。

盲点③ バックアップの確認不足

「自動バックアップにしてある」という社長さま、最後に復元できるか確認したのはいつですか?
実は設定はしていたけれど容量がいっぱいで止まっていた、復元の手順がわからなかった、というケースは珍しくありません。バックアップは「とっている」だけでなく、「いざというときに戻せる」ことが大事です。

では、何から始めればいいの?

「全部やらなきゃいけないの?」と思ったかもしれません。
でも、いきなり全部やろうとしなくて大丈夫です。
まずは「今の状態を把握すること」から始めましょう。

1. 退職者のアカウントを確認する

まず今日できることとして、退職した社員のメールアカウントやクラウドのアクセス権を確認してみてください。
これはすぐに対処できて、リスクを大きく下げられます。

2. クラウドの共有設定を見直す

GoogleドライブやDropboxにログインして、「共有」設定が「リンクを知っている全員」になっているファイルがないか確認します。
重要なファイルは「特定の人のみ」に変更しましょう。

3. バックアップの動作確認をする

バックアップが正常に動いているか、直近のデータが保存されているか確認します。
できれば一度、テストとして小さなファイルを復元してみるのが安心です。

4. パスワード管理を整える

重要なサービスのパスワードを別々にして、パスワード管理アプリ(1PasswordやBitwardenなど)の導入を検討します。
社員がいる場合は、全員での統一ルールが必要です。

「わかってはいるんだけど…」という社長さまへ

ここまで読んでいただいた社長さまの中には、こんなことを思っている方もいるかもしれません。
やらなきゃいけないのはわかってる。でも、

  • 何から手をつければいいかわからない。
  • 調べ始めると難しい言葉ばかり出てきて、結局後回しになってしまう。
  • IT担当者もいないし、毎回業者に頼むのも気が引ける。
  • 費用もかかるし……
  • そもそも今うちが危ない状態なのかどうか、それすらわからない。

そういう声を、私たちはたくさん聞いてきました。
「難しいことを全部わかってほしい」わけじゃない。ただ「誰かに一緒に考えてもらいたい」だけなんですよね。

セキュリティの専門家に相談というと、なんだか大げさな気がしてしまいます。
でも「うちの状態を見てもらって、まずいところがあれば教えてほしい」という入り口でいいんです。そ
れだけで、漠然とした不安がずいぶん楽になります。

この記事のまとめ

小さな会社のセキュリティ、今日から意識してほしいこと

  • ウイルス対策ソフトは大切だが、それだけでは守れないケースがある
  • パスワードの使い回し・クラウドの共有設定・バックアップ確認が特に盲点になりやすい
  • まずは退職者のアカウント確認とクラウド設定の見直しから始めてみよう
  • 「今うちは大丈夫か」がわからなければ、一度誰かに見てもらうのが一番の近道

セキュリティは「完璧にする」よりも「今より少しよくする」を積み重ねることが大切です。
一気にやろうとしなくていい。まず現状を知るところから始めましょう。

「うちのセキュリティ、大丈夫かな?」を一緒に確認します

IT伴走では、セキュリティの現状確認から具体的な対策まで、社長さまのペースで一緒に進めます。専門用語なし・難しい説明なし。「まず話を聞いてほしい」という段階からOKです。まずは無料相談からどうぞ。

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押本 則子

「誰にでも分かる言葉で 、簡潔に 分かりやすく 」がモットーです!

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