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社長がひとりにならないITのお話

その人が辞めたら、ITはどうなりますか? 小さな会社に多いIT依存のリスクと対策

「社内のITのことは、あの人に聞けばわかる」──そう思える人が一人いると、とても安心ですよね。
でも、その人が突然辞めたとき、会社のITはどうなりますか?
今日はその「一人依存」のリスクを整理して、今すぐできる対策をお伝えします。

小さな会社に多い2つの依存パターン

社長しか知らない

パスワード・契約情報・システムの設定が社長の頭の中だけにある
社長が対応できない状況になると、誰も手が出せなくなる。1人会社に特に多いパターン。

特定のスタッフに任せっきり

日常のIT作業を一人のスタッフに集中させてしまっている。その人が辞めると、引き継ぎがないまま業務が止まる。「あの人しかわからない」が口癖になっている会社に多い。

どちらのパターンも「今は問題ない」と感じている間は表面化しません。
でも、いざというときに初めてリスクの大きさに気づくことになります。

実際に起きる「困った」場面

どんなことが起きるのか、よくある場面を具体的に見てみましょう。

スタッフが辞めて、請求書の送り方がわからなくなった

会計ソフトの操作や請求書の発行手順をそのスタッフだけが知っていた。
引き継ぎなしに辞めてしまい、翌月の請求業務が止まってしまった。

社長が入院して、誰もメールが確認できなかった

会社のメールアカウントのパスワードを社長しか知らなかった。
入院中に取引先からの重要な連絡に気づけず、商談を逃してしまった。

担当スタッフしか知らなかったパスワードがわからず、システムにログインできない

経理システムや予約管理ツールのログイン情報が退職したスタッフのメモにしか残っておらず、業務が数日止まった。

ホームページの更新ができなくなった

ホームページの管理画面のIDとパスワードを制作を担当したスタッフしか知らなかった。
そのスタッフが辞めたあと、誰も更新できない状態が続いている。

自社のIT依存度をチェックしてみましょう

まず、自社の状態を確認してみてください。次の3段階のどれに当てはまりますか?

要注意

パスワードや契約情報が一人の頭の中だけにある。引き継ぎ資料がまったくない状態。

やや不安

メモはあるが、場所がバラバラで整理されていない。一人が休むと業務が滞ることがある。

安心

重要な情報が整理されて共有されている。誰が休んでも最低限の業務が回せる状態。

多くの小さな会社は「要注意」か「やや不安」のどちらかに当てはまります。
「安心」の状態を目指す必要はありますが、一気にすべてを整備する必要はありません。
まずできることから始めましょう。

今すぐできる3つの対策

難しく考えなくて大丈夫です。次の3つを順番に進めるだけで、IT依存のリスクは大きく下げられます。

1. 重要なIT情報を「一枚の紙」にまとめる

まず今日できることとして、会社で使っているサービスのID・パスワード・契約情報を一枚の紙またはシンプルなExcelにまとめましょう。
「ITメモ」と呼んでいるお客さまもいます。完璧でなくていいです。
メール・会計ソフト・ホームページの3つだけでも、まとめておくだけで大きく変わります。
紙に書いた場合は鍵のかかる場所に保管を。
デジタルで管理する場合はパスワード管理アプリの活用をおすすめします。

2. パスワード管理を仕組み化する

パスワードを頭の中やメモ帳に保存するのをやめて、パスワード管理アプリ(1PasswordやBitwardenなど)に集約しましょう。
一つのマスターパスワードを覚えるだけで、全サービスのパスワードを安全に管理できます。
スタッフと共有が必要な場合も、アプリ内の共有機能を使えばセキュリティを保ちながら共有できます。

3. 最低限の操作を「もう一人」が知っている状態を作る

すべての業務を複数人で共有する必要はありません。
「メールの確認」「請求書の発行」「ホームページの簡単な更新」など、業務に直結するものだけでいいです。
社長以外のスタッフが一人、または社長が信頼できる外部の人が最低限の操作を把握している状態を作っておきましょう。

「整理する時間がない」社長さまへ

「大切なのはわかった。でも、その整理をする時間がない」という社長さまが多いのも現実です。
日々の業務に追われていると、「緊急ではないけれど重要なこと」は後回しになりがちです。

社長さま

何から手をつければいいかわからない。
整理しようとしても、どの情報が重要かの判断もできない。
一人でやろうとすると、結局また後回しになってしまう。

そういう社長さまこそ、一緒に整理してくれる人がいると話が早いです。
IT伴走では、現状のIT環境を一緒に棚卸しして、「この情報を、この形でまとめましょう」と一緒に進めることができます。難しい話はありません。ただ一緒に整理するだけです。
それだけで、じわじわと積み重なっていた不安がスッキリします。

この記事のまとめ

IT依存のリスク、まずここから対処しよう

  • 小さな会社のIT依存には「社長しか知らない」「スタッフに任せっきり」の2パターンがある
  • いざというとき、業務が止まる・重要な情報にアクセスできないリスクが生じる
  • まずは重要なIT情報を一枚の紙にまとめることから始めよう
  • パスワード管理アプリの導入で、情報の集約と共有が安全にできる
  • 「整理する時間がない」なら、一緒に整理してくれる人を頼るのが一番の近道

IT体制の整備は、急ぎの仕事ではないかもしれません。
でも、「いざというとき」は突然やってきます。
今は大丈夫でも、一人に依存した状態は早めに解消しておくことをおすすめします。

IT情報の棚卸し、一緒に進めます

「何から整理すればいいかわからない」「パスワード管理をどうすればいいか相談したい」──そういったご相談も、IT伴走ではお受けしています。現状のIT環境を一緒に確認しながら、社長さまの会社に合った形に整えます。まずは無料相談からどうぞ。

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小さな会社のITは、社長がひとりで抱え込んでしまうことが少なくありません。
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押本 則子

「誰にでも分かる言葉で 、簡潔に 分かりやすく 」がモットーです!

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