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ホームページ・Googleマップ・SNS、最初に整えるならどれ?

「これから事業を始めるのですが、ホームページ・Googleマップ・SNSは、どれから用意すればよいですか?」
起業を考えている方や、起業したばかりの方から、このようなご相談をいただくことがあります。

  • ホームページは必要そうだけれど、制作には時間も費用もかかる。
  • SNSならすぐに始められそうだけれど、SNSだけで会社の案内をしてもよいのか分からない。
  • お店や事務所があるなら、Googleマップに表示されるようにした方がよさそう。

調べるほど「全部やった方がよい」と書かれていて、結局何から手を付ければよいのか分からなくなってしまいますよね。
最初から全部を完璧に整える必要はありません。

大切なのは、流行しているものから始めることではなく、お客様が自社をどのように見つけ、何を確認してから問い合わせるのかを考えることです。

今回は、ホームページ・Googleマップ・SNSの役割と、小さな会社が無理なく始めるための優先順位を整理します。

何から始めるか迷うのは当然です

ホームページ・Googleマップ・SNSは、どれも会社やサービスを知ってもらうために役立ちます。
そのため、どれか一つが正解で、ほかは不要というものではありません。

ただし、起業したばかりの時期は、商品やサービスの準備、営業、経理など、ほかにもやることがたくさんあります。情報発信だけに時間や費用をかけることは難しいでしょう。

実際のご相談でも、

  • ホームページは最初から必要なのか
  • SNSだけでは信用してもらえないのか
  • Googleマップで見つけてもらう準備を先にするべきか
  • 全部を始めたあと、更新を続けられるのか

という迷いが重なっていました。

これは知識が足りないからではありません。それぞれの役割が違うのに、同じ「集客のためのもの」として比べているため、優先順位を決めにくいのです。

3つは役割が違います

まずは、それぞれを何のために使うのか分けてみましょう。

ホームページは詳しく知ってもらう場所

ホームページには、サービス内容、料金、会社概要、代表者の思い、よくある質問、問い合わせ方法など、自社に必要な情報をまとめられます。

掲載する順番や内容を自社で決められるため、「どのような会社で、何を頼めるのか」をきちんと伝える土台になります。

すぐに何ページも作る必要はありません。最初は、サービス・会社情報・連絡先を一つのページにまとめた小さなホームページから始める方法もあります。

Googleも、公式サイトの情報を検索結果などで事業者の詳細を示す手掛かりとして案内しています。

Googleマップは近くの人に見つけてもらう入口

一般に「Googleマップへ登録する」と呼ばれるものが、Googleビジネスプロフィールです。
オーナー確認を行うと、Google検索やGoogleマップに、所在地、営業時間、電話番号、写真などの情報を表示・管理できます。

店舗、教室、事務所、訪問サービスなど、地域のお客様に利用してもらう事業では、早めに確認したい入口です。

一方で、オンラインだけで完結する事業や、対象地域を限定しない事業では、ホームページを先にした方がよい場合もあります。

SNSは人柄や日々の様子を伝える場所

SNSは、仕事の様子、商品、事例、お知らせなどを継続して伝えることに向いています。

お客様との接点を増やしたり、会社の雰囲気や人柄を知ってもらったりできる点が強みです。
Instagramのビジネスアカウントでは、連絡先の掲載や利用状況の確認などもできます。

ただし、過去の投稿から必要な情報を探すのは難しいことがあります。また、更新が止まると負担に感じやすいため、始めやすさだけでなく、続けられるかも考えておきたいところです。

ホームページは詳しく知る、Googleマップは近くで見つける、SNSは日々を知るという役割の違い

最初に整えるものは事業によって変わる

一律に「必ずホームページから」「まずはSNSから」と決める必要はありません。
次のように、お客様が会社を探す場面から考えると選びやすくなります。

来店型はGoogleマップ、比較される仕事はホームページ、写真や発信が大切な仕事はSNSを最初の候補として示した図

店舗や来店場所があるならGoogleマップから

飲食店、美容室、教室、治療院など、地域名や「近くの○○」で探される事業は、Googleビジネスプロフィールを早めに整える価値があります。

まずは会社名、所在地、営業時間、電話番号、写真など、営業に必要な基本情報を正しく登録します。

ただし、プロフィールの対象となる事業にはGoogleのガイドラインがあります。
住所を公開できない場合でも、顧客先へ出向くサービスとして登録できることがありますが、オンラインだけの事業などは条件を確認しましょう。

比較して選ばれる仕事ならホームページから

コンサルタント、士業、法人向けサービス、制作業など、依頼前に内容や実績を詳しく比較される仕事は、ホームページを先に用意すると安心です。

大きなサイトでなくても、

  • 何を依頼できるのか
  • どのような人や会社が対応するのか
  • 対応地域や料金の目安
  • 問い合わせ方法

が確認できれば、お客様の不安を減らせます。

写真や日々の発信が大切ならSNSから

作品、料理、ファッション、イベントなど、写真や新しい情報が選ばれるきっかけになる事業では、SNSを先に始める方法もあります。

ただし、SNSだけで始める場合も、プロフィール欄に、サービス内容、地域、営業時間、連絡方法などの基本情報を分かりやすく載せておきましょう。

SNSを会社案内の代わりにするというより、まずは小さな入口として使い、必要になったらホームページやGoogleビジネスプロフィールへつなげていく考え方です。

迷ったら基本情報の置き場所を先に

業種だけでは決められず、まだ迷う場合もあると思います。
そのときは、投稿を続けるSNSより先に、お客様が会社名を検索したとき、正しい基本情報を確認できる場所を一つ作るのがおすすめです。

来店型の事業ならGoogleビジネスプロフィール、来店場所のない事業なら小さなホームページが候補になります。
その後、次の順で広げれば十分です。

会社の基本情報を整え、よくある質問を加え、続けられそうならSNSで発信する3ステップ

最初から三つを同時に公開し、すべてを頻繁に更新しようとすると、情報発信そのものが負担になりかねません。
一つ整えてから、次へ進んでも遅くありません。

入口より先にお客様の流れを考えます

「ホームページを作りましょう」「Instagramを始めましょう」と、使う道具から決めると、本当に必要なものが見えにくくなることがあります。

アクアが先に確認したいのは、

  • どのようなお客様に来てほしいのか
  • お客様はどこで会社を知るのか
  • 問い合わせ前に何を確認したいのか
  • 誰が更新し、どのくらい時間を使えるのか

ということです。

例えば、地域のお客様が多いのにGoogleマップの情報がない場合は、ホームページを作り直す前にGoogleビジネスプロフィールを整える方がよいかもしれません。

反対に、紹介で会社名を知ったお客様がサービス内容を確認できずに困っているなら、小さくてもホームページを用意する方が先です。

大切なのは、全部持つことではありません。お客様が迷わず次へ進める流れを、一つずつつなぐことです。

今日できるのは検索して確認すること

まず、自分の会社名や屋号をGoogleで検索してみてください。
そして、お客様の立場で次を確認します。

  • 何の会社か分かるか
  • 営業地域や所在地が分かるか
  • 営業時間や連絡方法が分かるか
  • サービスについて、もう少し知る方法があるか

足りない情報が見つかったら、それを補いやすいものが、今整えるべき入口です。

Googleマップに基本情報がなければGoogleビジネスプロフィールから。詳しいサービス内容が分からなければホームページから。日々の事例や雰囲気が伝わっていなければSNSから。

このように考えると、「みんなが使っているから」ではなく、自社に必要な順番を決められます。

まとめ:どちらも大切

ホームページ・Googleマップ・SNSは、どれか一つがいつでも正解というものではありません。

  • ホームページは、詳しく知ってもらう場所
  • Googleマップは、地域で見つけてもらう入口
  • SNSは、人柄や日々の様子を伝える場所

来店型ならGoogleビジネスプロフィール、比較して選ばれるサービスならホームページ、写真や日々の情報が大切ならSNSが、最初の候補になります。

全部を一度に始めなくても大丈夫です。
まずは会社名を検索し、お客様が確認できずに困りそうな情報を一つ見つけるところから始めてみましょう。

「自分の会社では何から整えればよいか分からない」というときは、現在の情報発信やお客様の流れを一緒に整理することもできます。社長さまがひとりで決めきれないことを、一つずつ考えていくのがIT伴走です。

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押本 則子

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