そのパスワード、いつから変えていませんか?
複数のサービスで同じものを使っていませんか? 多くの小さな会社で、パスワードの管理は後回しにされがちです。今日はその落とし穴と、今すぐできる正しい管理法を整理します。
パスワードの落とし穴4つ

「パスワードは大事」とわかっていても、日々の忙しさの中でつい後回しにしてしまうものです。
よくある落とし穴を4つ確認してみましょう。
落とし穴① 全サービスで同じパスワードを使い回している
メールもクラウドも銀行のオンラインサービスも、全部同じパスワード。
覚える手間は省けますが、1つのサービスから情報が漏れると、他の全サービスに不正ログインされるリスクがあります。最も多く、最も危険な落とし穴です。
落とし穴② 推測されやすいパスワードを使っている
「123456」「password」「会社名+設立年」など、推測しやすいパスワードは攻撃者にとって最初に試される候補です。誕生日や電話番号も同様に危険です。
複雑さがないパスワードは、すぐに突破されてしまいます。
落とし穴③ 付箋やメモ帳に書いて管理している
パソコンのモニターに付箋で貼っている、デスクの引き出しにメモを入れている。
よく見かける光景ですが、社内外の人の目に触れるリスクがあります。
来客やメンテナンス業者の目に入る可能性も考慮しましょう。
落とし穴④ 何年も変更していない
一度設定したパスワードを、何年も同じまま使い続けているケースです。
過去に情報漏えいが起きたサービスのパスワードをそのまま使い続けていると、知らないうちに不正アクセスのリスクにさらされている可能性があります。
なぜそれが危険なのか

パスワードの使い回しがなぜ危険なのか、その仕組みを知っておくと納得感が増します。
世の中では日々、様々なサービスから個人情報やパスワードが漏えいする事故が起きています。
攻撃者は、こうして漏れたメールアドレスとパスワードの組み合わせを大量に入手し、それを別のサービスに片っ端から試します。これを「パスワードリスト型攻撃」と呼びます。
つまり、自社が直接攻撃されなくても、利用している別のサービスから情報が漏れた結果、そのパスワードを使い回している他のサービスにも不正ログインされてしまうのです。
「自分は気をつけているから大丈夫」と思っていても、巻き込まれるリスクがあるということです。
パスワードを使い回さないことが、この攻撃から身を守る最も基本的で効果的な対策です。
危険な管理方法 vs 安全な管理方法
現状を整理するために、危険なパターンと安全なパターンを比べてみましょう。
今すぐできる正しい管理法3つ
「全部やらなきゃ」と思うと大変ですが、一つずつ着実に進めれば大丈夫です。
「覚えられない」を解決する方法

「サービスごとに違うパスワードなんて、覚えられない」と感じる方は多いと思います。
でも安心してください。全部覚える必要はありません。
パスワード管理アプリを使えば、覚えるのはアプリにログインするための1つのマスターパスワードだけです。あとは各サービスへのログイン時に、アプリが自動でパスワードを入力してくれます。
むしろ「覚える」という発想自体を手放すことが、安全な管理への近道です。
スマホとパソコンの両方で同じアプリを使えば、どこからでも同じパスワードにアクセスできます。
最初の設定だけ少し手間がかかりますが、一度設定してしまえば、その後の管理はぐっと楽になります。
「何から手をつければいいかわからない」社長さまへ

パスワード管理アプリ、聞いたことはあるけど設定方法がわからない。
二段階認証という言葉自体、よくわかっていない。
どのサービスから手をつければいいか、優先順位がつけられない。
そういう社長さまにとって、パスワード管理の見直しは「一人でやるには少しハードルが高い」作業かもしれません。でも、一緒にやれば思ったより早く終わることがほとんどです。
IT伴走では、パスワード管理アプリの設定から、二段階認証の導入まで、一緒に進めることができます。
この記事のまとめ
パスワードの管理は、一度仕組みを整えてしまえば、その後は驚くほど楽になります。
今日この記事を読んだことをきっかけに、一つだけでもパスワードを見直してみてください。
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